今月の花は『サンシュユ』です。
この黄色いふわふわとした花。
名前は分からなくても、公園などでみたことはないですか?
サンシュユ、漢字では『山茱萸』と書きます。
早春、黄色の小さな花が20~30個集まってマリのように咲きそろいます。
葉に先立って咲くので、枝に黄色いポンポンがたくさんついているように見えませんか?
可愛らしいですよね。
このサンシュユ(山茱萸)は江戸時代に薬用(解熱剤)として日本に入ってきました。
紅葉の季節になると、グミに似た赤くツヤのある実ができます。
この実を乾燥させたものが「滋養・強壮」用の漢方として使われています。実をお酒につけて「山茱萸酒」にも。
枝が扇状に広がるので、広いお庭でないと一般家庭には向いていないかな。
正直サンシュユ目当てのお花見はあまりないと思います。
主役になるような花ではないけど、小花が好きな私にはとても惹かれる愛らしい花です。
それに満開になると、「ハルコガネバナ(春黄金花)」と別名があるほど周りの空気感が変わります。
ちょっと肌寒そうな空気の中でポッとそこだけふんわり黄色くなっています。
2月の寒いこの時期、サンシュユをはじめ、ヒュウガミズキ、フクジュソウ、マンサク等、春の息吹を感じさせてくれる花が次々と開花します。
公園が少しずつ華やいでくる季節。
出不精になってしまいがちですが、近所の公園で春を探してみるのはどうでしょう?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました☆彡