Kitto.Motto....

のんびりのんびり自分のペースで暮らしています

3月の花~シダレザクラ

 


都内のシダレザクラというと、「六義園のシダレザクラ」が一番に思い浮かびます。

満開の時期には例年ライトアップもされ、大勢の人が訪れます。

内庭への入口が狭いこともあって、コロナ禍以前は押すな押すなで、ちょっと怖いほどの人混みでした。

 

(写真の下手さにへこんでいます・・・)

今年はどのように鑑賞できるのかわかりませんが、多くの人が楽しみにしていることでしょうね。

もちろん私もその一人♪

 

六義園のシダレザクラを推す理由の一つに、見るまでの期待感があります。

シダレザクラに行き着く直前に内庭大門があるので全景がよくわかりません。

そして、その大門をくぐると・・・

威風堂々たるシダレザクラがパッと目の前に現れます。

周りに他のサクラはなく、1本の美しい樹形のサクラで視界がピンク色に染まります。

六義園という大名庭園に対して、大木のシダレザクラが堂々たる姿でこたえています。

昼に行っても、夜に訪れても素直に感動できると思いますよ。

 

 

シダレザクラについて

エドヒガンの栽培品種で、枝がしだれる以外はエドヒガンと性質はほとんど変わりません。

ソメイヨシノより若干早く咲きます。

しだれる枝が優美です。

 

六義園について

六義園は五代将軍綱吉の側近、川越藩主柳沢吉保によって元禄元年(1695年)から7年の年月をかけて作られた「回遊式築山泉水庭園」です。

吉保はとても教養があり、自ら設計・指揮してこの大名庭園を造り上げています。

平坦なこの地に池を掘り、山を築いています。

池を巡りながら園路を歩くと、四季折々の花や草木を楽しめるようになっています。

三菱の創業者である岩崎家の所有を経て、昭和13年に東京市に寄付されました。

全国に36か所しかない国の特別名勝に指定されています。

住所:文京区本駒込6-16-3

ツツジと紅葉の季節もおススメです♪

例年の見ごろ

 3月下旬ころ

ライトアップ

 3月1日現在ではまだ情報がありません。

 発表があり次第こちらにアップしますね。

 今年はライトアップすることが決定しました!

3月23日(木)から3月29日(水) 18:30分~21時(最終入園は20時まで)

今年は入園に注意が必要です。

この期間中は特別鑑賞券が必要で、昼間の入園は17時で一度閉園するようです。

ということは、人数も抑えてあるのでじっくり見ることができそうですね。

これもアリかと思います(入園料はちょっと高いと思いますが・・・)

詳しくは東京都公園協会六義園のHPで!

www.tokyo-park.or.jp

六義園アクセス

 JR山手線「駒込」下車 徒歩7分

 東京メトロ南北線「駒込」下車 徒歩7分

 ※駐車場はありません

 

他都内でシダレザクラが見られる場所

 小石川後楽園(文京区)

 東郷寺(府中市)

 梅岩寺(青梅市)

 

サクラだったら小さくても、1本でも、並木でもなんでも心躍りますが、

美しい樹形の巨木は圧倒され感動します。

六義園のシダレザクラはそんな1本です。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました🌸

 

 

2月の花~サンシュユ

今月の花は『サンシュユ』です。

この黄色いふわふわとした花。

名前は分からなくても、公園などでみたことはないですか?

サンシュユ、漢字では『山茱萸』と書きます。

 

早春、黄色の小さな花が20~30個集まってマリのように咲きそろいます。

葉に先立って咲くので、枝に黄色いポンポンがたくさんついているように見えませんか?

可愛らしいですよね。

 

 

このサンシュユ(山茱萸)は江戸時代に薬用(解熱剤)として日本に入ってきました。

紅葉の季節になると、グミに似た赤くツヤのある実ができます。

この実を乾燥させたものが「滋養・強壮」用の漢方として使われています。実をお酒につけて「山茱萸酒」にも。

 

 

枝が扇状に広がるので、広いお庭でないと一般家庭には向いていないかな。

正直サンシュユ目当てのお花見はあまりないと思います。

主役になるような花ではないけど、小花が好きな私にはとても惹かれる愛らしい花です。

それに満開になると、「ハルコガネバナ(春黄金花)」と別名があるほど周りの空気感が変わります。

 

 

ちょっと肌寒そうな空気の中でポッとそこだけふんわり黄色くなっています。

2月の寒いこの時期、サンシュユをはじめ、ヒュウガミズキフクジュソウマンサク等、春の息吹を感じさせてくれる花が次々と開花します。

 

左から ヒュウガミズキ フクジュソウ マンサク

公園が少しずつ華やいでくる季節。

出不精になってしまいがちですが、近所の公園で春を探してみるのはどうでしょう?

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました☆彡

 

1月の花~ロウバイ(ソシンロウバイ)

三島スカイウォークのつり橋からみた冬の富士山

三島スカイウォークと富士山

あけましておめでとうございます🌅

今年もどうぞkitto.motto...をよろしくお願いします。

 

さて、2023年トップバッターは「今月の花」。

寒さ厳しいこの時期に他の花たちに先立って咲いてくれる花、

王道の「ロウバイ(ソシンロウバイ)」をご紹介します。

 

 

【ロウバイ(ソシンロウバイ)について】

12月下旬ころからロウバイの周りでは甘く柔らかい香りがほのかに広がっています。

冬の凛とした空気の中でも、春の息吹を感じさせてくれる花。

ロウバイは、黄色い可愛らしい花をたくさん咲かせます。

サクラやコブシのように、葉が出る前に枝に花がつくタイプ。

満開になると遠くからでも木がふわっと黄色くなっているのがわかります。

その花びらは半透明で本当に可憐。

うつむいて春を待つ姿が愛らしい。

 



名前の由来は、まるでろう細工のような光沢がある花びらからつけられたという説や、臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くことから来たという説もありますよ。

 

ロウバイは中国原産で江戸時代初期に日本に入ってきました。

中国では、冬に雪の中でもさく4種の花、ウメ、ロウバイ、スイセン、サザンカを「雪中四友(せっちゅうしゆう)」と呼びます。

初春の画材として好まれるそうです。

 

ロウバイの魅力は可愛い花だけではありません。

その香りは甘く、香りの強度は6段階中の

「楽に感知できるにおい」で、強く心地よい香りで引き付けられます。

 

【ロウバイとソシンロウバイの違い】

左)ロウバイ   右)ソシンロウバイ  


写真の通り、花の色合いで区別できます。

ロウバイ:花の中心部が赤紫色

ソシンロウバイ:花被片(かひへん)※ まで同じ色ですよね。

ロウバイより一回りほど大きく、香りも強いです。

  ※花被片:花びらとガクをまとめて花被片と呼びます。

 

園芸の用語では花被片まで同じ色をしていることを「ソシン(素心)」と呼びます。

ソシンロウバイはロウバイの園芸品種。

日本の気候に合っているので、育てやすい樹木ですよ。

庭木に1本いかがですか?

 



【ロウバイが見られるオススメの場所】

ろうばいの郷:群馬県安中市松井田町上増田地区 🅿️有(無料)

3ha以上もある広い敷地に、1万2000本のロウバイが植えられています。

周囲も自然たっぷり、ゆったりとした気分でのんびり見ることができますよ。

今年は1月5日(木)から開園。

残念だけど、例年開催されているお祭りは今年はないそうです。

 

 

【他ロウバイ(ソシンロウバイ)が見られる都内の場所】

  • 府中郷土の森(府中市)
  • 新宿御苑(新宿区)

 

ロウバイの花言葉は「慈悲の心」「思いやり」

最近自分の中で薄くなってきてしまっている部分だと自覚しています。

「自分!自分!」になりがちな今。

心にゆとりをもって周りの人にやさしくなりたい。

今年の目標の一つです。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆彡



12月の花~紅葉




「今月の花」は毎月1日に更新してますが、

この1・2週間が勝負なので、フライングでアップします!

しかも花ではなくて、葉っぱですけど・・・

 

11月は天気も穏やかで、散策にはいい日が続きましたね。

紅葉狩り、行きましたか?

今回は12月初旬でもイケそうな、都内の紅葉スポットをいくつかご紹介します。

(ただし、11月25日の状態だと行けそう!というスポットです)

ぜひぜひ秋空と紅葉を楽しんでください♪

 

 

【神宮外苑】

言わずとしれた人気のイチョウ並木。

今の時点では色づいている木と青々している木が半々です。

今年はライトアップが復活しました!

夜はさすがに冷え込むのでしっかり防寒を。

12月過ぎての落ち葉の絨毯も十分にいい雰囲気ですよ。

 

ライトアップ期間

 11月26日(土)~12月4日(日)

 16時30分から19時30分まで

 

アクセス

 JR中央線・総武線「信濃町」「千駄ヶ谷」徒歩10分

 東京メトロ銀座線・都営大江戸線「青山一丁目」徒歩10分

 

 

【殿ヶ谷戸庭園】

 

殿ヶ谷戸庭園の紅葉の主役は「イロハモミジ」

見どころポイントは2か所あります。

どちらも真っ赤に染まった「THE 紅葉」という感じです。

回遊式庭園なので順路に沿って歩くのがオススメです。

庭園の木々は樹形が整っていて、紅葉も映えますね。

12月初旬ころまでは鮮やかな紅葉が見られそうです。

※11月25日時点で見ごろが始まった感じです。

 

アクセス

 JR中央線、西武国分寺線・西武多摩湖線 「国分寺」駅 徒歩2分

 駐車場:無

 

 

【新宿御苑】

新宿御苑の紅葉は10月からスタートしています。

ハナミズキやサクラが先に色づき、プラタナス、イチョウ、カエデ類へとバトンタッチ。

まだまだ見られそうなイチョウやラクウショウ、これから見ごろを迎えるカエデ類、広い園内どこかで紅葉しています

ちょっと寒さを感じたら熱帯植物館で温まっても。

 

アクセス

 新宿門:JR・京王・小田急線「新宿駅」南口 徒歩10分

     東京メトロ丸の内線「新宿御苑駅」出口1 徒歩5分

 千駄ヶ谷門:JR総武線「千駄ヶ谷駅」 徒歩5分

 駐車場:有(有料)

 

 

【等々力不動尊】

等々力駅から歩いて10分ほどで行けます。

高台から見下ろす真っ赤なモミジはきれいですよ。

でも、その前に等々力不動尊へ続く等々力渓谷を通っていくのがおススメ。

紅葉する樹木はそれほど多くはないけど、パワースポット的なところです。

ゆっくり歩くとなると1時間は見ておいてください。

 

アクセス

 東急大井町線「等々力」 徒歩8分

 駐車場:有

 (ただし、参拝者用です。できるだけ周辺の有料駐車場のご利用をお勧めします)

 

 

【水元公園】


水元公園といえば「水・空・芝生」。

葛飾区にあるとても広い都立公園です。

ポプラ並木とメタセコイアの森が都内の他の公園にないスケール。

ポプラ並木の黄葉は終わってしまったけど、メタセコイアの森の見ごろはこれから

1日のんびり過ごしてみるのはどうですか?

 

アクセス

 JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」から京成バス「水元公園」 徒歩7分 

 駐車場:有(有料)

 

いかがでしたか?

スポットが偏っていてごめんなさい

行ってみたい場所があったらまだ間に合いますのでぜひぜひ。

 

見ごろの紅葉はもちろん素敵だけど、

わんこを連れて足元の落ち葉の彩りを感じながらお散歩するのもいいですよね。

シャカシャカ音を立てて踏み歩くのも楽しい♪

 

個人的には黄色オレンジ、とグラデーションを楽しめる紅葉が好きです。

パレットのようにきれいで、自然が作る色のすごさを感じます。

日本は四季があっていいですね。

 

ちょっとフライングしてしまいましたが、

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました☆彡

 

 

 

11月の花~菊花壇展 (新宿御苑)

菊

 

先月のダリアに引き続きキク科の花の紹介です。

正直菊単体ではまだその魅力を十分理解できているは言えないんですけど。。。

ただ、菊花壇展は別!

初めて見た時に、これは芸術だと思いました。

今日は歴史と伝統のある新宿御苑の花壇展についてご紹介します。

 

 

【菊花壇展について】

皇室の紋章はご存じの通り「菊」の花。

皇室ゆかりの新宿御苑は、毎年11月1日から15日まで「菊花壇展」を開催しています。

期間中は毎日休まず開園しています。

 

 

以前園芸担当の方にお話を伺ったことがあります。

 

わずか15日間だけの晴れの日。

バックヤードでは1年かけて技術を結晶し、丹精こめて作られているそうです。

その思いは格別。

この期間に最高のパフォーマンスが破棄されるよう、伝統の技術と新しい手法を駆使されているとのこと。

 

確かに数百輪の花を咲かせた懸崖造りや大作りを見ると作り手さんの努力と苦労が容易に相応できます。

 

菊 懸崖造り

 

新宿御苑の菊花壇展は回廊式の日本庭園に上家(うわや)と言われる建物をいくつか設け、それぞれのテーマを基に飾り付けられています。

日本庭園は広く、園路沿いに上屋が点在しています。歩いている先に次の上屋が目に入り・・・。

あまりここで語るよりは、ご自身の目でぜひ見てください。

菊のイメージが変わると思いますよ。

ぜひ順路通りに進んでくださいね。

一番美しく鑑賞できるようにデザインされています。

 



【新宿御苑について】

新宿の一等地に約60ヘクタール(東京ドーム約13個分)という広さの新宿御苑はまさに都心のオアシスですね。

 

新宿御苑は、信州高遠藩内藤氏の屋敷があったところに、明治39年(1906年)今のような形式の公園となりました。

戦前は皇室の専用庭園として使われ、戦後に一般公開されました。

特徴は日本庭園、整形式庭園、風景式庭園という3つの庭園があります。

 

それぞれ特色のある造りで、

日本庭園は池の流れにそってモミジなどが配置された「池泉回遊式」。

池に映る春の桜や秋のモミジをゆったりと眺めることができます

 

整形庭園(フランス式)はバラの花壇を中心に左右対称に成形され、160本のプラタナスの並木が象徴的です。

プラタナスの見ごろは例年11月末ごろからはじまります。

 

風景式庭園(イギリス式)は広い芝生とのびのびとした景色が特徴の庭園です。

新宿門から入るとぱっと広がる景色が出迎えてくれます。

 

園内には温室もあり、11月には毎年洋ラン展が開かれています。

 

【新宿御苑へのアクセス】

※広い園内には3つの入口があります。

主な行き方

新宿門:JR・京王・小田急線「新宿駅」南口 徒歩10分

    東京メトロ丸の内線「新宿御苑駅」出口1 徒歩5分

千駄ヶ谷門:JR総武線「千駄ヶ谷駅」 徒歩5分

 

駐車場:有(有料)

新宿御苑公式HPより

 

この時期新宿御苑はハナミズキから始まる紅葉リレーもスタートしています。

1粒で2度おいしい感じです💗

お弁当を持っていけば、1日過ごせますよ!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

 

10月の花~ダリア

ダリア ピンク

※写真は’恋空’。花弁が白からピンクへと染まる感じがいいですね♪

 

今月はダリアをクローズアップ!

 

ダリアはなんといってもゴージャスなところが魅力的。

ひっそりと咲く花が好みですが、ダリアは特別。

大好きな花です。

以前はダリアといえば夏に大輪を咲かせるようなイメージでしたね。

秋ダリアは昼と夜の気温差でひときわ鮮やかな花の色になります。

秋に美しさのピークを迎える素敵なダリアをご紹介します!

 

 

ダリアについて

ダリアは中南米原産のキク科の植物です。

写真は10月の神代植物公園(東京調布市)のダリアです。

キク科だけど、洋風の華やかさも感じられますよね。

 

大きさも色も形もバリエーション豊かなダリア。

草丈は20cmから2mにもなるものまで。

花も直径5cmに満たない小ぶりなものから直径20cm以上にもなる大輪系まであります。

 

花の形も、

・可愛いポンポン咲き

・キク科らしいカクタス咲き

・シンプルなシングル咲き

 


左から’NAMAHAGEムーン、’ヘレナリジュコバ’、’神曲’、’夕日の子’

 

などなど、本当にバラエティに豊富ですよね。

ダリアは花期が7月から10月。開花期が長いのも特徴的です。

 

ダリアの育て方について

春に球根を植えれば、庭の主役に。

栽培はそれほど難しくはありません。

庭に植える場合は、日当たりと風通しが良い場所に植えてくださいね。

マメに花がらを摘み、開花期は水をたっぷりあげましょう。

肥料も1週間に一度ほど11月上旬まで上げてください。

 

おススメのダリアが見られる場所

神代植物公園(東京 調布市)

町田ダリア園(東京 小金井市)

小金井公園(東京 小金井市)

そして、埼玉県小鹿野町。NHKで紹介されていました。

私はまだ行ったことがありませんが、今年行ってみたいと思います♪

 

切り花として一輪飾るだけでいつものと部屋の雰囲気がガラッと変わります。

この時期はお花屋さんにも並んでいるので、購入されてみてはいかがですか?

ダリアは茎が空洞で水揚げが少し難しいお花です。

購入後は深めの水で早めに水切りをしてあげてくださいね。

 

 ’結’

今日もお付き合い、ありがとうございました♪

  •  

 

9月の花~ハギ(萩)

ハギの花

 

今月はハギ(萩)の花をご紹介します。

 

これからの季節、徐々に花の種類も少なくなっていきます。

ハギは秋らしい風情を感じさせてくれる花ですよね。

 

 

ハギの花について

ハギは秋の七草のひとつです。

7つの花、わかりますか?

 

萩(ハギ)、尾花(オバナ=ススキ)、葛(クズ)、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗(キキョウ)の7つです。

 

ハギは筆頭に挙げられるほど日本人にとって秋を象徴する植物。

「草かんむり」に「秋」で「萩」ですからね。

 

 

花は1.5cmほどの大きさです。

色は紫紅が思い浮かぶかもしれませんが、白や黄などの花も咲かせます。

花は2個ずつついになっていて、小さな蝶の形をしています。

蝶の形の花が集まって作姿が可愛らしく印象的です。

 

ハギは昔から日本人になじみのある花で、中秋の名月にはススキとともに備えられています。

万葉集で141種も読まれています。

ウメよりも多いんですよ(驚)。

 

例えば、

「我が宿の 萩咲きにけり 秋風の 吹かむを待たば いと遠みかも」

             -大伴家持-

(私の庭の萩の花が咲きました。秋風が吹いてくるのを待ちきれなくて咲いたのでしょうか)

 

オススメの公園

向島百花園

私が訪れた中では、まず向島百花園(東京都)をみていただきたいです。

ハギのトンネルがとても印象的で素敵でした。

 

ハギのトンネル

 

鉄のフレームが多い中、土台となるトンネルは竹細工のみ。

(※この写真のときはまだ鉄フレームも入っています)

細い竹が優しいカーブを作り、トンネルを覆うハギ。

赤紫と白のハギに覆われたトンネルは30メートルほど続きます。

 

「自然素材の竹 × ハギ =人を惹きつける空間」

をつくっているのかな。

 

満開の時期はトンネルの内側と外側では少しずれます。

お好みの方を。

例年、外側が9月中旬以降、内側が下旬以降です。

(※9月15日現在の園のTwitter情報によると、まだちらほら状態だそう。

見ごろは9月下旬から10月上旬を予想されています!)

 

今年は、9月17日(土)~10月2日(日)に「萩まつり」が予定されているようですよ。

無事開催されるといいですね。

(※今年は終了しました)

 

ハギ以外でも向島百花園は秋の七草が楽しめておすすめです。

その昔「秋芳園」と呼ばれるほど七草に力を入れていたそうです。

園自体はそれほど広くありませんが、「百花園」の名にふさわしく、種類が豊富です。

先の話になりますが、ウメの季節もいいですよ。

 

ぜひ行ってみてください!

 

向島百花園へのアクセス

東武スカイツリーライン「東向島」下車 徒歩8分

京成押上線「京成曳舟」下車 徒歩13分

 

その他ハギが見られる場所

  • 殿ヶ谷戸庭園(国分寺)
  • 大悲願時(あきる野市)
  • 龍眼寺(江東区)
  • 府中郷土の森(府中市)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました💗

 

8月の花~レンゲショウマ

レンゲショウマ



写真は殿ヶ谷戸庭園レンゲショウマですが、

 

レンゲショウマといえば、なんといっても御岳山ですよね。

御岳山商工組合のHPによると、8月8日現在では432輪確認とのこと。

*8月17日現在 2487輪。見頃です!

 

御岳山には約5万株のレンゲショウマが群生しています。

展望台の遊歩道に多数見ることができます。

これから8月中旬にかけてぐっと咲き誇り、淡い色で染まっていくことでしょう。

 

 

レンゲショウマの魅力は、森の妖精と呼ばれるほどの可憐な姿。

花が開いているときはもちろん、蕾もまた可愛らしく、ほっこりします。

うつむきに咲く、半透明の薄紫色のレンゲショウマは1輪でも十分その可憐さを楽しめますが、ここはぜひ御岳山で群生を見ていただきたいです!!

見ごろはあっという間に終わってしまうので、お早めに!

 



【御岳山へのアクセス】

JR青梅線御嶽駅から西東京バス ケーブルカー下行き15分 終点下車

御岳山登山鉄道 滝本駅 乗り換え6分、

御岳山駅から徒歩3分

※滝本駅には有料駐車場有

 

 

hkyurari.hatenablog.com

上野のハスは見ごろギリギリのようです。

こちらもお早めに!

 

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました💗

 

 

7月の花~ハス

ハス 2輪



 

写真は上野恩賜公園不忍池のハスです。

ハスは鶴岡八幡宮の源平池もきれいですね。

 

上野恩賜公園は言わずと知れた桜の名所ですが、ハスも江戸時代からの名所なのでかなり見ごたえがありますよ。

 

一面のハス

 

池一面を覆うハスの花と葉で埋め尽くされている景色は圧巻!

柔らかく美しい花の命は短く、わずか4日ほどで散ってしまうそうです。

ハスを愛でるのに大事なのは「見る時間」。

ハスは早朝から開花し始め、昼にかけてまたゆっくり閉じます。

昼までに見ることをおススメします。

ハス アップ
ハス アップ 横
photo by kitto.motto...

透明感のある薄紅色の花は、大きく優雅な姿で非日常を感じますよね。

 

夏の東京はお盆まで本当に暑いですが、まだ涼しい午前中に見に行かれていかがですか?

 

久しぶりに上野に言ったら、公園口の工事も終わってすっかりきれいになっていました。歩きやすく、歩行者に優しくなっていましたよ。

公園内もスターバックスが入って、風景が変わりました。

だいぶおしゃれな公園へと変わってきましたね。

 

ビルとハス



ハスの見ごろはスタートしたばかり。

7月上旬から咲き始めたハスは下旬には見ごろを迎え、8月中旬頃まで見ることができます。

8日時点ですでに咲き始めていました。

これから見ごろは続きます。

ハス アップ

photo by kitto.motto...

 

仕事柄きれいな花を見る機会がよくあります。

月1ペースでぜひ紹介させてください!

メジャーな花から人知れず咲く花まで。

写真だけでも見ていただけたら嬉しいです。

 

今日も最後までありがとうございました🌸

 

 

 

 

ハナショウブ

6月はハナショウブが美しい季節。



こちらは何年か前に訪れた、葛飾区にある「堀切菖蒲園」のものです。

例年ですと6月中旬に見ごろの最盛期を迎えるけど今年はどうかな?

堀切菖蒲園」は江戸時代から続くハナショウブの名所で、浮世絵の題材にもなっていたとか。

ハナショウブってアヤメに似た紫の花、どれも同じに見える~と思いがちですよね。

確かに一見しただけでは違いは分かりにくい。。。

でも、白やピンク、黄色の花もあり、紫だって、深い色からさわやか系まで色とりどりあるんです!



 

近づいてじっくり観察してみると、模様も絞りやぼかしがあったり、開き方が違ったりと、実はなかなか奥深いんですよ。

ちょっとマメ知識を拾ったうえで見てみると面白い世界が広がります。

 

 

もちろん、引いた場所で、菖蒲園全体の美しさを愛でるのも◎。

栽培には除草や花柄摘み、株分けや植え付け等想像以上の手間暇をかけて、こんな美しい景観ができているそうです。

その努力のおかげで、美しく趣のある景色があるんですね。

栽培者の方々に感謝です。

なんて書いているとまた無性にいきたくなりました!

 

追記:調べたところによると、今年は3年ぶりに葛飾菖蒲まつりが開催されているそうです!(~6月19日(日)まで)。場所は堀切菖蒲園と都立水元公園ハナショウブは天気が良くても雨が降っても絵になりますね。週末いかがですか?

令和4年度は終了しました

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。